中受の復習

【中学受験】 江戸時代 これだけは覚えよう!元禄文化と化政文化

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大河ドラマ『べらぼう』の花魁(おいらん)の華やかで切ない世界です。        今日は、「化政時代」と、同じく江戸時代の「元禄文化」を整理してみます。

こちらのブルーマーカーの時代です👇

ナツメ社かゆみ歴史編集部 編著『流れが見えてくる 日本史図鑑』から引用しました。この本はイラスト付きでわかりやすく、パラパラめくって楽しく読めます。また、法律や貨幣からみた「テーマ別にみる日本史」も分かりやすくおすすめです!

二大文化を比較してみると

中学受験の範囲で比較してみると 👇

元禄文化(げんろくぶんか) 語呂あわせ

尾形光琳 「紅白梅図屏風」         画像出典: Wikimedia Commons より(パブリックドメイン)

(元禄に)近い日を待つ!

      近松門左衛門 「曽根崎心中」(人形浄瑠璃)
                                              井原西鶴   「浮世草子 」「世間胸算用 」(本)                        菱川師宣   「見返り美人」/浮世絵 

(お)   尾形光琳 「紅白梅図屏風」(絵)

      松尾芭蕉  俳句「古池や 蛙飛びこむ 水の音」

語呂合わせの(元禄)は覚えやすい言葉を自分でいれても大丈夫です。ゆるぞうは元禄文化の語呂なので、元禄を入れました。

調べてみると、井原西鶴の本に、菱川師宣の挿絵が使われたりしています。つまり2つ要素がコラボして、町人の間に本が広がっていったのですね。

化政文化(かせいぶんか) 語呂あわせ

葛飾北斎 「富嶽三十六景」         画像出典: Wikimedia Commons より(パブリックドメイン)

(化政の)きよこ、家事、歌が好き

 喜多川歌麿 「ポッピンを吹く娘」(浮世絵)
 与謝蕪村   俳句 「春の海 ひねもすのたり のたりかな」
 小林一茶   俳句 「やせ蛙 負けるな一茶 これにあり」

 葛飾北斎 「富嶽三十六景」(浮世絵)
 十返舎一九 「東海道中膝栗毛」(滑稽本)
 歌川広重 「東海道五十三次」(浮世絵)
 滝沢(曲亭)馬琴「南総里見八犬伝」(読本)

こちらでも語呂合わせの(化政)は覚えやすい言葉を自分でいれても大丈夫です。調べるといろいろバリエーションがあり、(家政婦の)を入れるバージョンだと、「家事、歌」を連想して覚えやすいですね。

元禄文化と比べると、特に浮世絵は進化しています。葛飾北斎や歌川広重の風景画喜多川歌麿の遊女画などが、カラー版(錦絵)になり、鮮やかにそして大量に発行されるようになり、価格は一杯のかけそば程度で、庶民が楽しめるようになりました。また、日本から陶器を輸出する時に包み紙として使われてたことで、なんとヨーロッパの画家たちにも影響を与えたのでした!

そして、朗報です‼                                東京国立博物館で特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」が開催されます。                        大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)とのコラボ企画というわけで     なんと喜多川歌麿 「ポッピンを吹く娘」(錦絵)が展示されます!              ただし、会期前期(前期展示:2025年4月22日(火)~5月18日(日)なのでご注意ください。

画像出典: 東京国立博物館公式サイト